HTMLコーダーを徹底解剖!仕事内容や平均年収は?

これからHTMLコーダー(マークアップエンジニア)になりたいと考えている人、現在HTMLコーダーとして働いているけど転職を考えている人に向けて、HTMLコーダーの仕事内容や将来性、平均年収、仕事の見つけ方などをご紹介いたします。

HTMLコーダーとは

HTMLコーダーとは、WEBサイトの制作過程において、HTMLやCSSといった各種言語を使用してWEBページを作成する職種を指します。
一般的に、分業化されたWEBサイト作成の工程において、WEBデザイナーが作成したビジュアルデザインをブラウザ上で忠実に再現できるよう、HTMLを駆使してWEBページを作成するのがHTMLコーダーの役割です。
昨今、サイトの大規模化や複雑化に伴い、これまではWEBデザイナーが兼任していたコーディング作業を、HTMLコーダーが専門として行うようになった背景があります。
HTMLコーダーにはブラウザに関する知識をはじめ、フロントエンドのプログラミングの知識が求められることもあります。
Google ChromeやSafari、Internet Explorerといった異なるブラウザで閲覧してもWEBサイトのレイアウトが崩れず、同じように見えるのはHTMLコーダーの仕事が生きているためです。

コーディング イメージ

HTMLコーダーの将来性は?

今日では、ほとんどの企業が自社のホームページやWEBサービスを所有しており、それを考慮するとHTMLコーダーの需要は今後も無くなることはないと言えます。
WEB上でのマーケティングが主流になっている現状、企業は競合他社よりも質の高いWEBサイトの運営が不可欠になります。
そのため、既に自社サイトを所有している企業であっても、WEBサイト改良の必要性が高まり、新たなデザインのコーディングを行うためにHTMLコーダーの需要も高まります。

HTMLコーダーになるには

HTMLコーダーになるためには、HTMLとCSSに関する知識が必要不可欠です。
学習方法は主に2種類あり、各種テキストや動画などを用いて独学で学ぶ方法と、スクールに入校する方法です。
独学では、3分間のレッスン動画を見て学習する「ドットインストール」や実際にオンラインでコードを書いて学習する「Progate」が効率も良くおすすめです。
その他、各地で開催されているセミナーに参加したり、参考書を用いて学んだりと、自分に合った方法を選ぶようにしましょう。
場合によっては、複数の方法を同時に行うなど工夫も必要になります。
スクールでは、専用のカリキュラムが用意されているため必要な知識を効率良く学ぶことができます。
講師が手取り足取り教えてくれるというのは大きなメリットで、分からない部分があればその場で質問し、即座に解決することが出来ます。
独学だけでは限界があると感じたら、スクールへの入校がおすすめです。

HTMLコーダーになるためのおすすめスクール

HTMLコーダーになるためには上記にも書いたオンラインの無料学習サイトが良いと思いますが、学習を勧めていくうちに、理解できなかったり疑問が残ることも出てくるのが普通です。
そういった時は有料のスクールに申し込むのもひとつの方法です。
コーディングのオンラインスクールでは、チャットで疑問点を解決してくれたり、重要なポイントをわかりやすく説明してくれたりします。
ここではHTMLコーダーになるためのおすすめオンラインスクールをご紹介します。

TechAcademy(テックアカデミー)

テックアカデミー

テックアカデミーはデザイナーやプログラマーを対象としたオンラインスクールです。どちらもパーソナルメンターがつくので疑問点もすぐ解決できます。HTMLとCSS、jQueryを学習できる「フロントエンドコース」を選ぶと、動きのあるWEBサイトを作ることができます。
TechAcademy [テックアカデミー]

CodeCamp(コードキャンプ)

コードキャンプ

コードキャンプは、オンライン完結型のプログラミングスクールです。WEBデザインについても学びたい人は「デザインマスターコース」がおすすめです。
プログラミングのオンラインスクールCodeCamp

HTMLコーダーが取っておきたい資格

HTMLコーダーは、特別な資格や免許を持っていなくてもなることができます。
しかし、いくら高い技術とスキルを持っていても、それを他者に証明できなければ意味がありません。
WEBクリエイター能力検定は、HTMLやCSSといったマークアップ言語を用いて、WEBサイトのレイアウトやデザインをする能力を証明する資格です。
実地試験の比重が大きいため、取得すればWEBサイト制作で求められる実践スキルを身につけることが可能で、就職にも有利になるでしょう。

HTMLコーダーの仕事内容

主な仕事は、WEBデザイナーが作成したデザインを元に、マークアップ言語を用いてコーディングを行うことです。
主に利用される言語は、HTML、CSS、jQuery、JavaScript等です。
デザイン通りにWEBサイトを構築するためには、これらの言語を適材適所使い分け、仕様に沿ってコードを書いていく必要があります。
また、デバイスの発達により、閲覧するブラウザや端末の種類が増えたため、それらすべてに対して最適なデザインを表示できるよう気を配る必要もあります。

コーダー イメージ

HTMLコーダーの平均年収

正社員のHTMLコーダーになるとどれくらい稼げるのでしょうか。
HTMLコーダーの平均年収(HTMLコーダーとフロントエンドエンジニアは近い職種なので、一部はフロントエンドエンジニアの年収)を記載しているいくつかのサイトから数字を引用しています。
各サイトの平均年収をさらに平均することで、より偏りのない現実に近い数字が出せるようにしています。
HTMLコーダーがどれくらいの金額を稼げているのかを判断する一つの指標にしてもらえばと思います。

マイナビエージェント 385万円
Midworks 350万円
転職会議 380万円
全体平均 350万円

HTMLコーダーがキャリアアップするには?

HTMLコーダーのキャリアアップ先として考えられるのは、フロントエンドエンジニアです。
フロントエンドとは、ユーザーが実際に見ている部分、画面に表示されている部分のことを指し、フロントエンドに関わるエンジニアを総じてフロントエンドエンジニアと呼びます。
企業の中では、HTMLコーダーの上位職として位置づけられていることも多い職業です。
HTMLコーダーからフロントエンドエンジニアにキャリアップするためには、静的ページのみならず、JavaScriptやjQueryによる訴求力の高いインタラクティブな実装を行える必要があります。
また、バックエンドとの連携、CMS導入によるクライアントの運用管理環境の適正化なども業務の内にカウントされます。
もちろん、実装するだけには留まらず、フロントエンドに関するすべての部分が業務フィールドとなるため、幅広い知識が求められます。

HTMLコーダーが仕事を見つけるには?

HTMLコーダーはHTMLとCSSを使ってWEBサイトの構築ができれば仕事を見つけることができるでしょう。
さらにJavaScriptやjQueryのスキルをつけていけば、フロントエンドエンジニアとして就職や転職ができます。
HTMLコーダーも自分の作成したWEBサイトをポートフォリオにまとめて転職サイトに記載すると、書類選考に通りやすくなるので必ずポートフォリオは作っておいたほうが良いです。
また、デザインも勉強してWEBデザイナーを目指す方法もあります。
周りに今後のキャリアについて相談できる人がいない場合は、転職エージェントに登録してキャリアの相談と仕事の紹介をしてもらうのもおすすめです。

HTMLコーダーにおすすめな転職エージェント

マイナビクリエイター

マイナビクリエイター

マイナビクリエイターはクリエイターに特化した転職サービスなので、HTMLコーダーの求人もたくさんあります。登録者の希望に沿った求人を紹介してくれて、コンサルタントの対応も非常に良いことで知られています。
↓↓↓公式サイト↓↓↓
【マイナビクリエイター】

レバテックキャリア

レバテックキャリア

レバテックキャリアは、HTMLコーダー案件を多数保有しています。大手から急成長しているベンチャー企業の非公開求人もあるので、HTMLコーダーで転職を考えている人にはおすすめです。
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レバテックキャリア

HTMLコーダーはフリーランスに向いている?

HTMLとCSSのスキルしかないHTMLコーダーはフリーランスの案件はありますが、あまり高い報酬は見込めないでしょう。
JavaScriptやRuby、PHP、Pythonなどのプログラム言語を1つでも勉強すれば、フリーランスの案件も大幅に増えますし、報酬も上がります。
詳しくは下記のページにも書いているので、参考にしてください。
»HTMLコーダーはフリーランスになったほうが良い?

HTMLコーダー派遣の仕事は?

派遣のHTMLコーダーの仕事は多くあります。
時給はそれほど高くありませんが、派遣だと残業があまりないか、あっても残業代が必ず発生するので、場合によっては正社員より待遇が良くなる可能性もあります。
»HTMLコーダーが派遣で働くには?