キャラクターデザイナーが派遣で働くには?

キャラクターデザイナーが派遣として働くのは、他の雇用形態と比べてどうなのでしょうか。
ここではキャラクターデザイナーの派遣の働き方について、仕事内容、時給(月収)、仕事例等から考察していきます。
これから派遣で働こうと考えているキャラクターデザイナーの参考になればと思います。

派遣のキャラクターデザイナーの仕事内容

派遣のキャラクターデザイナーの主な仕事内容は、ゲームや遊技機(パチンコ)等のキャラクターのデザインが多くなっています。
キャラクターデザイナーといっても、2Dデザインや3Dデザイン、またはモーション作成なども関連している場合が多く、仕事内容は幅広くなっています。
イラストレーターとの違いとしては、イラストレーターが既に決まったキャラクターのイラストを描くのに対して、キャラクターデザイナーは新しくキャクターを生み出すところからの作業であるという点です。
とはいっても、派遣社員の場合は、全て0から作り出すということではないことが多く、アシスタント的な仕事も多くあります。

派遣のキャラクターデザイナーになるためのスキル

キャラクターデザイナーは実務経験を問われることが多いので、キャラクターデザイナーとしての実務経験があると仕事を紹介されやすいです。
また、もちろんデッサン力があることに越したことはありませんが、2Dだったら「CLIP STUDIO PAINT」や「SAI」や3Dだったら「Maya」「Zbrush」「XSI」といったソフトでの作業経験が仕事につながることも多いです。
さらに、キャラクターを動かすモーショングラフィックスのスキルがあればなお良いです。
純粋にキャラクターデザインだけを行う仕事は少ないので、キャラクター作成以外のスキルを持っているとより仕事を見つけやすいでしょう。

キャラクターデザイナー

未経験から派遣のキャラクターデザイナーになるには?

キャラクターデザイナーは未経験から派遣の仕事に入るのは難しいです。
実務経験1年以上かスクール卒レベルのスキルを求められます。
趣味レベルでのキャラクターデザインだけをしてきた人は、実務に近いスキルを学べるスクールに通うこともおすすめしますが、趣味でもたくさんのキャラクター制作経験があるという人は、それらをポートフォリオにまとめておくと、得意のジャンルの仕事には入れるチャンスがあります。
PhotoshopとIllustratorは必須ですが、その他にも使えるソフトがあればそういった内容もポートフォリオに入れてしっかりアピールできるようにしておくとよいでしょう。

派遣キャラクターデザイナーの案件例

アーケードゲームのキャラデザイン作成

作業内容
  • キャラモデル作成
  • 演出コンテの作成
要求スキル/必要経験
  • Maya、Photoshopの実務経験経験
  • 3DCGモデリング作成経験
時給
  • 2,200円~

ゲーム業界の3Dモデリング業務

作業内容
  • テクスチャー作成
  • モデリング(キャラ、背景)
要求スキル/必要経験
  • Mayaを使用した3Dデザインの実務経験
  • ゲーム業界での実務経験
時給
  • 2,100円~

キャラクターのキャラクターデザイン

作業内容
  • キャラクターの2Dデザイン業務
  • 3Dによるインターフェイス制作
要求スキル/必要経験
  • ゲーム、遊技機開発における実務経験
  • 3Dモデル作成作成経験
時給
  • 1,900円~

Live2Dデザイナー

作業内容
  • Live2Dデザイナー
  • パーツ分け・衣装デザイン
要求スキル/必要経験
  • キャラクターイラストの実務経験
  • Live2D制作経験
時給
  • 2,300円~

派遣キャラクターデザイナーの平均時給

派遣キャラクターデザイナーの時給をいろいろな派遣会社の求人で調べてみると、2,000円程度のものがほとんどでした。
クリエイティブ性の高い職業の割には、時給はそこまで高くないといった印象があります。
また、扱えるソフトやデザインの専門性などによっても時給は変わってきます。

時給イメージ

正社員との年収比較

派遣キャラクターデザイナーの年収を正社員と比較してみます。
もちろんスキルや仕事内容によって時給は変わりますが、上記の案件例を参考にここでは時給2,000円で計算してみます。

時給2,000円で1日8時間、月20日働いた場合の年収は
2000(円)✕8(時間)20(日)✕12(月)=384万円になります。
おおよその平均時給で換算すると、キャラクターデザイナーは派遣だと384万円の年収を稼げることになります。

正社員 派遣
およそ300万円〜500万円 384万円程度
(時給2,000円の場合)

年齢やスキルにもよりますが、キャラクターデザイナーは正社員と派遣でほぼ同じくらいの年収になると言えます。

ただ、派遣だと残業代が100%出ますので、サービス残業が多い正社員のキャラクターデザイナーは、もしかすると派遣で働くほうが割の良い働き方かもしれません。

派遣のキャラクターデザイナーとして働くことのメリット

派遣のキャラクターデザイナーで働くことのメリットとしては、

  • 残業が少ない、残業しても残業代が必ず出る
  • 時短や週3日等で働くこともできる
  • 派遣でいろいろな仕事を経験することでスキルも上がる
  • 40代でも入れる仕事はある

といったことが挙げられます。

キャラクターデザイナーにおすすめな派遣会社

レバテックキャリア

レバテックキャリア

レバテックキャリアはキャラクターデザイナーの派遣求人を多数保有しています。2Dデザイナーや3Dデザイナーの案件も多いので得意なジャンルがある人はそちらの求人もチェックするとよいでしょう。
↓↓↓公式サイト↓↓↓
レバテックキャリア

シリコンスタジオエージェント

シリコンスタジオエージェント

シリコンスタジオエージェントは、ゲーム業界に特化した人材紹介サービスです。正社員の他にも派遣求人も取り扱っていて。キャラクターデザイナーの案件も多くあります。

フリーランスのキャラクターデザイナーとの比較

キャラクターデザイナーの場合、スキルや実績が豊富ならフリーランスになったほうが圧倒的にメリットがあります。
オリジナルのキャラクターが世の中にでれば、報酬の額も桁違いになる可能性もあるからです。
派遣で実績を積んでフリーランスになるということもおすすめです。
フリーランスについては、こちらにも記事を書きましたので参考にしてください。
»キャラクターデザイナーはフリーランスになったほうが良い?