HTMLコーダー(マークアップエンジニア)が派遣として働くのは、他の雇用形態と比べてどうなのでしょうか。
ここではHTMLコーダーの派遣の働き方について、仕事内容、時給(月収)、仕事例等から考察していきます。
これから派遣で働こうと考えているHTMLコーダーの参考になればと思います。
派遣HTMLコーダーの仕事内容
派遣のHTMLコーダーの仕事内容は、多くの場合WEBサイト制作やWEBサイト運営に関わる全般的な業務になります。
そこまでコーディングやその他のスキルがなくても仕事に入れることが多く、HTML/CSSを使ったコーディング作業以外にも以下のような業務があります。
- HP更新作業(ソース修正・画像変更)
- メルマガ作成
- カスタマーサポート
- 商品の登録業務
- 制作進行管理
- Excelのフォーマットへの入力作業
- Web媒体の出稿調整
- マニュアルの作成
- 広告用の画像/文章準備
- SNS運用業務
このうち一つもしくは複数個できる仕事があれば、仕事を紹介してもらえる可能性はあります。
更新作業や登録作業は、基本的なWEBの知識さえあればできる仕事になります。
派遣のHTMLコーダーになるためのスキル
基本的にはHTMLとCSSを使ったWEBサイトの構築ができることが好ましいですが、上記のような仕事内容の求人は多く存在するので、コーディングを完全にマスターしていなくても派遣の仕事は見つかる可能性はあります。
コーディング業務がメインの求人に入りたい場合は、スクールを卒業したり、自分で簡単なWEBサイトを構築ができる程度のコーディングスキルは求められます。
未経験から派遣のHTMLコーダーになるには?
案件にもよりますが、未経験からでも派遣のHTMLコーダーになるのはそれほど難しいことではありません。
未経験であれば、本格的なWEB制作業務ではなく、メルマガ作成や更新作業などWEB事務のような仕事が狙い目です。
そういった仕事をこなしながら、コーディングのスキルも学んでいくというやり方もありますし、オンライン学習サイトやオンラインスクール等を使って、コーダーとしてのスキルを付けてから、求人案件に応募するというやり方もあります。
派遣HTMLコーダーの案件例
WEB運営のアシスタント業務
作業内容
- メルマガの作成
- HP更新(ソ-ス修正・画像)
要求スキル/必要経験
- メルマガ作成経験
- HTML/CSSの知見
時給
- 1,650円~
ECサイト運営業務
作業内容
- ECサイトで商品の登録業務
- メーカーへの発注書の発行
要求スキル/必要経験
- Excelスキルお持ちの方
- ピボットテーブルを用いたデータ集計
時給
- 1,650円~
Webコーディング業務
作業内容
- グループ企業のWebサイトコーディング
- LPのコーディング
要求スキル/必要経験
- コーディング実務経験
- JavaScriptの知見
時給
- 1,900円~
Web運用更新
作業内容
- CMSを用いたWEBコンテンツの制作
- メルマガ配信業務
要求スキル/必要経験
- WEBコンテンツ運用経験者
- コーディング実務経験
時給
- 1,750円~
派遣HTMLコーダーの平均時給
派遣HTMLコーダーの時給をいろいろな派遣会社の求人で調べてみると、1,500〜2,000円程度のものがほとんどでした。
高いスキルをあまり必要としない場合も多いので、時給は他のエンジニア職種と比べてそれほど高くないです。
デザインスキルがあればWEBデザイナーとして、jQueryやJavaScriptで動的なコーディングができるようになれば、フロントエンドエンジニアとしての求人もあり、時給は高いものが多くなります。
正社員との年収比較
派遣HTMLコーダーの年収を正社員と比較してみます。
もちろんスキルや仕事内容によって時給は変わりますが、上記の案件例を参考にここでは時給1,700円で計算してみます。
時給1,700円で1日8時間、月20日働いた場合の年収は
1700(円)✕8(時間)20(日)✕12(月)=326万円になります。
おおよその平均時給で換算すると、HTMLコーダーは派遣だと326万円の年収を稼げることになります。
正社員 | 派遣 |
---|---|
およそ350万円 | 326万円程度 (時給1,700円の場合) |
HTMLコーダーは派遣だと正社員の年収より少ない計算になりますが、これは残業を全くしていない場合です。
派遣だと残業代が100%出ますし、通常残業した分は1.25倍割増の時給が支払われます。
残業がある派遣案件だと、正社員の平均年収と同じかそれ以上を稼げる可能性もあります。
派遣のHTMLコーダーとして働くことのメリット
- それほどスキルが必要なくても良い
- 残業が少ない、残業しても残業代が必ず出る
- 時短や週3日等で働くこともできる
- 未経験からでも仕事を紹介してくれることもある
- 更新作業等の仕事をしながらコーディングも学べる案件もある
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フリーランスのHTMLコーダーとの比較
HTMLコーダーの場合、派遣とフリーランスでは求められるスキルがかなり違ってきます。
派遣ではコーディングの他にWEB事務のような仕事も任されることも多く、一方でフリーランスになるとデザインスキルやJavaScriptのような言語も必要とされる場合が多いです。
フリーランスになると、報酬も派遣に比べてかなり高いものになってきます。
HTMLコーダーとしてある程度のスキルを持った人ならフリーランスに転向ということも考えたほうが良いかもしれません。
フリーランスについては、こちらにも記事を書きましたので参考にしてください。
»HTMLコーダーはフリーランスになったほうが良い?