プログラマーが派遣として働くのは、他の雇用形態と比べてどうなのでしょうか。
ここではプログラマーの派遣の働き方について、仕事内容、時給(月収)、仕事例等から考察していきます。
これから派遣で働こうと考えているプログラマーは参考にしてみてください。
派遣のプログラマーの仕事内容
派遣のプログラマーといってもWebプログラマーやアプリケーションプログラマー、汎用系プログラマーなどによって仕事内容は全く変わってきます。
基本的には、SE(システムエンジニア)が作成した仕様書を元に、詳細設計を作成し、実際にプログラムを書き、テストを行うという流れが一般的です。
派遣の場合、仕事によってその1工程もしくは複数の工程に携わります。
派遣のプログラマーになるためのスキル
ここ数年はプログラマーが不足しているので、実務未経験でも派遣のプログラマー求人はあります。
ただ、実務未経験と言っても、何かしらの言語を使ったプログラミングの経験が必要になります。
スキルとしてはスクール卒程度あれば、派遣の仕事は見つかるでしょう。
また、MySQLやAWS構築経験など、プログラミング経験にプラスアルファのスキルがあれば、さらに仕事は見つかりやすくなります。
未経験から派遣のプログラマーになるには?
プログラマーとしてのスキルを証明するために、基本情報技術者試験や情報処理技術者試験等、様々な資格が存在します。
もちろん学習をしてそれらの資格を取得するというのも一つの手です。
しかし、それ以上に実際に自分でコードを書きいろいろなプログラムを作っていったほうが、実績にもつながり仕事を取るのにも有利に働きます。
派遣求人に応募する際に、自分で書いたコードやできたプログラムをまとめたポートフォリオを、派遣会社の担当者に見せられるようにしておくことが大切です。
せっかく自分で作ったものでもそれを証明するものがないと、派遣会社の人もどういった案件を紹介したらいいのか判断がつきにくいからです。
どんなプログラムを書いていいのかわからないという人は、無料のオンライン学習サービスを利用するか、有料のプログラミングスクールを受講するとよいでしょう。
オンライン学習サービスは、無料でも非常に充実しているものが多いですが、有料の場合は不明点を講師にすぐ聞けるというメリットがあります。
効率よく勉強したい人は、有料のスクールもおすすめです。
プログラマーの派遣案件例
自社製品のシステム開発
作業内容
- プログラミング
- テスト
要求スキル/必要経験
- ReactJS/PostgreSQLでの開発経験
- Docker経験
時給
- 2,600円
予約システムのPHP開発
作業内容
- オンライン予約の開発
- データ連携のAPI
要求スキル/必要経験
- PHPの開発経験者
- システム作成全般の実務経験
時給
- 2,500円
顔認証画像処理ソフトウェア開発
作業内容
- C/C++/Pythonでのソフトウェア開発
- 画像処理関連のサブシステム開発
要求スキル/必要経験
- C/C++/Pythonでのソフトウェア開発経験
- 画像処理関連の実務経験や知見
時給
- 2,600円
Accessを用いたツール開発業務
作業内容
- 手順書に基づいたデータの集計
- 社内ツールの開発、運用、保守
要求スキル/必要経験
- 情報処理全般の職務経験
- 既存VBAの修正/AccessVBA
時給
- 1,800円
証券系システム制度案件対応
作業内容
- 既存システムの機能改修
- 追加等の開発業務
要求スキル/必要経験
- Javaの開発経験者
- VB.netの開発経験者
時給
- 2,200円
ネットワーク制御システムの開発業務
作業内容
- 既存システムの改修・機能追加
- テスト業務
要求スキル/必要経験
- JavaScript/Pythonでの開発経験者
- 簡易なネットワーク用語理解
時給
- 2,600円
派遣のプログラマーの平均時給
派遣のプログラマーの時給をいろいろな派遣会社の求人で調べてみると、1,800円〜3,500円程度のものまで非常に幅がありました。
プログラマーの派遣案件のほとんどは2,000円以上で2,500円以上のものも珍しくはありません。平均だと2,200円〜2,600円の間ぐらいでしょう。
やはり技術職だけあって他の一般的な職種よりも時給は高めに設定されています。
正社員との年収比較
派遣のプログラマーの年収を正社員と比較してみます。
もちろんスキルや仕事内容によって時給は変わりますが、上記の案件例を参考にここでは時給2,400円で計算してみます。
時給2,400円で1日8時間、月20日働いた場合の年収は
2400(円)✕8(時間)20(日)✕12(月)=460万円になります。
おおよその平均時給で換算すると、プログラマーは派遣だと460万円の年収を稼げることになります。
正社員 | 派遣 |
---|---|
およそ419万円 | 460万円程度 (時給2,400円の場合) |
時給を2,400円とするとおよそ460万円の年収になり、プログラマーを徹底解剖!仕事内容や平均年収は?で調べた正社員の平均年収419万円よりかなり差が開いていることがわかります。
また派遣の数字は残業なしの数字なので、残業した場合はさらに年収に差が出てきます。
これらを考えると、プログラマーは派遣で働いたほうが年収が高くなる可能性が高いといえます。
派遣のプログラマーとして働くことのメリット
- 時給が高く正社員よりも稼ぎやすい
- 実務未経験でも仕事に入りやすい
- 40歳以上でも仕事に入りやすい
- フレキシブルな働き方がしやすい
- 大企業や最新の環境でスキルを上げられる
プログラマーにおすすめな派遣会社
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フリーランスのプログラマーとの比較
プログラマーの派遣とフリーランスを比べた時、やはりフリーランス案件のほうが報酬は高いですが、それに伴うスキルも必要になってきます。
派遣でプログラマーとしてのスキルを積んで、フリーランスになるというキャリアも良いのではないでしょうか。
フリーランスについては、こちらにも記事を書きましたので参考にしてください。
»プログラマーはフリーランスになったほうが良い?