案件受注率アップするためにポートフォリオを作成しよう
フリーランスで仕事を受注する場合、できるだけ条件の良い案件を受注したいものです。
フリーランスエンジニアの商談は、就職や転職の面接と違って、ほとんどがスキルの確認です。
仕事を発注する側の企業からしたら、「エンジニアの経験」と「持っているスキル」を職務経歴書やポートフォリオで判断します。
ですので、職務経歴書とポートフォリオをできるだけ充実させて自分のスキルをアピールすることで、案件受注率もアップします。


ここではエンジニアのスキルを、できるだけアピールして案件の受注率を高めるポートフォリオの作り方をご紹介します。
職務経歴書の書き方
職務経歴書はこれまでの経験とスキルをわかりやすく書面化したものです。
ポートフォリオがビジュアルベールなのに対して、職務経歴書は文章や表で自身のスキルを表記するのが一般的です。
項目としては「職務要約」、「職務経歴」、「自己PR」を入れておくと良いでしょう。
「職務経歴」は下記のように
期間 | xx年x月〜 |
---|---|
プロジェクト | xx株式会社向け 顧客管理システム開発 |
業務内容 | インターフェースの設計 開発 |
使用言語・環境 | Linux Apache/Tomcat Oracle Java/PHP |
担当 | プログラミング 機能テスト |
役割 | リーダー(メンバー4名) |
項目ごとに表にしてわかりやすく記載すると見やすいと思います。
ポートフォリオの作り方
ポートフォリオも、基本的には「これまでのエンジニアとしての経験」、「自分が持っているスキル」をアピールするのもので、いってしまえば職務経歴書と内容が重なる部分も多いです。
職務経歴書に比べて、視覚的にもわかりやすいようにWEBページを作成したほうがよいでしょう。
特にWEBデザイナーはビジュアルからアピールでき、それが案件受注する際のプレゼンにもなりますので、手を抜かずにしっかりとポートフォリオを作成することをおすすめします。


それほど時間もかからずにポートフォリオを作成できるサイトもありますのでしっかり作りましょう。
ポートフォリオ用にWEBページを作ると言ってもイチから作るのは大変なので、テンプレートを利用するのがおすすめです。
また、エンジニア経験が浅い人は、勉強用に作ったプログラムやWEBサービス等、アピールできるものはどんどんWEBサイトに入れていきましょう。
ここでは無料のポートフォリオテンプレートをご紹介しますので、自分にあったものを探してください。
オンラインポートフォリオ作成ツールを使う
ポートフォリオ作成サイトを使えばドメインやサーバーも不要で、しかも無料でエンジニア向けのポートフォリオを作成できます。
キャプチャー画像と自分が作成したサイトやプログラムの説明したテキストを入力するだけなので、早ければ1時間程度でサイトを完成できます。
■Strikingly
シンプルで直感的な操作性が魅力です。
デザインスキルもいらないので、プログラマーにもおすすめのポートフォリオ作成ツールです。
Strikingly
■portfoliobox
ビジュアルを中心としたサイトが作成できるので、デザイナーにおすすめです。
レイアウトも多くのパターンがあるので、魅力的なポートフォリオサイトが出来上がります。
portfoliobox
wordpressのポートフォリオ用テンプレートを使う
自分でサーバーを契約していてワードプレスの操作性に慣れている人は、無料のワードプレスのテーマを使ってポートフォリオを作ってみても良いかもしれません。
ポートフォリオ用のワードプレステーマはたくさんありますが、ここでは2つご紹介します。
■GavickPro Portfolio
ビジュアルを中心としたサイトが作成できるので、デザイナーにおすすめです。
しかも最近良く見かけるマテリアルデザインです。
レイアウトも多くのパターンがあるので、魅力的なポートフォリオサイトが出来上がります。
GavickPro Portfolio
■Oshine
作品や自分のスキルをアピールするために、たくさんのレイアウトが用意してあります。
ページ数も多くなる可能性があるので、作品数が多く上級者向けのポートフォリオのテーマです。
こちらのテーマは有料になります。
Oshine
ポートフォリオでのアピールの仕方
仕事を発注する企業との商談は、どういった環境で行われるかはその企業によって変わってきます。
フリーランスエンジニアとの商談の際は、先方もノートPC持参の場合が多いですが、稀に書類ベースの場合もあります。
そういった場合にも対応できるように、以下の対策をしておくとよいでしょう。
カラー印刷したものも用意する
ネット環境がないときにも備えて、紙ベースのポートフォリオを複数部(自分のものも含め3部程度)用意しましょう。
これは作成したポートフォリオサイトを単純にカラー印刷したものでもOKです。
デザイナーの場合はレイアウトを考えて、見やすくした紙ベースのポートフォリオのほうがよりよいでしょう。
カラー印刷はコストが掛かってしまいますが、この先何度も商談をすると考えれば安いものです。
商談時にノートPCやipadでプレゼンする
ほとんどのケースは先方がノートPCを持って商談に臨むので、予めポートフォリオのURLを教えておけば商談中もポートフォリオを見ながら説明できます。
万一PCを持って来なかった場合には、こちらのノートPCやipadを見せながら自分のスキルをプレゼンするというのもよいでしょう。
どんな状況であれ、自分のスキルを先方に売り込めるということが大切です。


自分を売り込むために最善の準備をしておきましょう。
- 職務経歴書やポートフォリオは「これまでの経歴」「自分の持っているスキル」の2点をアピールする
- ポートフォリオはWEBページを作成して自分のスキルをわかりやすく伝える
- 商談時はいろいろな状況を考えて、印刷したポートフォリオやipadを持参して自分を売り込む