フリーランスエンジニアが案件を成約させるためのポイントは?

フリーランスのエンジニアの案件受注率は、平均すると応募から含めると2割から3割くらいのようです。
もちろん、年齢やスキルのよって案件受注率は大きく変わってきますが、商談までいって見送られるケースも大いにあります。
ここでは企業との商談で成約率を上げるポイントについて書いていきます。

フリー
意外と成約率は低いんだね!
先生
特に大手企業の案件は待遇が良いものも多いので、商談しても見送られることはあります。

商談前にやっておきたいこと

たくさんの案件紹介サービスに登録する

まずはいろいろなフリーランス案件紹介サービス(エージェント)に登録して、その中から待遇が良くて自分のスキルに合った仕事を選びましょう。
エージェントによって強みを持っている職種や案件数がかなり違ってくるので、最低でも3社以上はエージェントに登録して案件を紹介してもらうことをおすすめします。
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案件受注先のサービス(仕事内容)研究する

フリーランスとして企業に常駐する場合、長ければ1年以上契約を更新することも少なくありません。
できるだけ良い環境で働くためにも、参画する案件企業のことは調べておいたほうが良いです。
案件を受注した際に携わるプロジェクト内容や、担当するWEBサイトがわかっているなら、必ず事前にチェックしておくべきです。
面談時に、「このサービスについてどう思いますか」とか、「このサイトをどのように変えたいですか」といった質問はよくされることだからです。

企業との相性を調べる

エンジニアの性格や仕事に対しての考え方が、仕事を依頼する企業と合っているかも大事です。
例えば、活気のあるベンチャー系の会社と、大手で物腰の柔らかい感じのする人が多い会社では、職場の雰囲気も全然違います。
どういう会社が良いかは人それぞれですが、入ってから職場で居づらい感じになるのは避けたいところです。
これは実際に、職場の雰囲気を見ないとわからない部分もありますが、商談前に企業のサイトを見たり、エージェントに企業の雰囲気を聞いておくことも必要でしょう。

ポートフォリオについて

ポートフォリオはデザイナーは必須ですが、プログラマーも今までの開発経験を見やすくまとめておくと商談時にとても役立ちます。
商談当日は何名の人が参加するかわからないので、ノートPCやタブレットでポートフォリオサイトが見られるようにするか、印刷したポートフォリオを複数部用意しておくことをおすすめします。
ポートフォリオの作成の仕方は、こちらにも書いていますので参考にしてください。

エージェントの担当者に対策を聞く

登録したエージェントは、フリーランスのエンジニアをさまざまな企業に参画してきたことがあるはずなので、いろいろな情報を持っています。
これから参画しようとしている案件の企業にも、すでに何人かそのエージェントからエンジニアを送り込んでいる可能性もあります。
ですので、エージェントの担当の人にその企業の社風や雰囲気、案件の詳細を事前に聞いておくことで、商談時に企業側とのミスマッチになる可能性が低くなります。
また、商談対策もあれば聞いておきましょう。

エージェントイメージ

フリー
商談前にたくさんやっておいたほうがいいことがあるね。
先生
そうですね、フリーランスだと案件の選定が非常に重要なので、仕事内容やキャリアプラン、待遇など、いろいろな項目を考慮して案件を選びましょう。

商談時に気をつけるポイント

開発経験や保有スキルの説明をわかりやすく伝える

エージェント経由でフリーランス案件に参画する場合、年齢や性別などの個人情報と、職務経歴や保有スキルはすでにエージェントから企業側に伝えられています。
それを見て企業側は商談を希望してきているので、商談までいけたということはある程度、企業が求めている人材に近いということがいえます。
ですので商談では、その保有スキルや経験をわかりやすく企業側に伝える必要があります。
こういった自己プレゼンは得意な人とそうでない人がいると思いますが、得意でない人は事前に練習しておくと良いでしょう。

エンジニアの人間性

フリーランス案件の場合、案件受注できるかは、ほとんどエンジニアのスキルによって決まります。
とはいっても、企業側の担当者は一緒に働くことになるわけですから、常識や協調性がないような人はスキルがあっても選ばれません。
商談にのぞむときの服装や話し方、態度など含め、社会人としての常識を持った行動を心がけましょう。

仕事への熱意

フリーランスエンジニアが企業に常駐して働く場合は、社員ではなく業務委託になるわけですから、ある程度自分のやりたい仕事を選んでも良いと思います。
ただ、自分の希望ばかりを挙げてしまうと、なかなか案件を受注できないということになりかねません。
これは案件の報酬や待遇にも関わってきますが、自分が働いてみたいと思っている案件であれば、やりたくない業務が多少あってもNGを出さないほうが良いでしょう。
また逆に、これまで経験したことのない仕事があったとしても、すこし勉強したらできそうなものであれば、商談でその旨を伝えると好印象につながる可能性があります。
業務委託といえども、他の人と一緒に働くわけですから仕事への熱意は大事です。

報酬や契約期間はエージェント経由で

フリーランスにとって報酬や契約期間は、案件を受ける上で大切な条件です。
ただ、エージェント経由で案件を受注する際には、商談時に報酬の交渉は避けておくべきです。
報酬の下限や契約期間の希望は、事前にエージェントに伝えておいて、エージェントに企業側と交渉をしてもらうのが普通です。
商談時の内容で報酬の下限を上げてほしかったり、逆に下げても良いという場合は、商談が終わってからエージェントに相談しましょう。

いくつもの企業と商談をする

特にフリーランスをはじめたばかりの時は、自身のエンジニアの価値がどれくらいかがわかりにくいものです。
例えばエージェントから紹介された案件で同じような仕事内容でも、ある案件は月に50万円で、ある案件は月に80万円ということもあります。
仕事内容も考慮して、自分がどれくらいの報酬で案件を受注できるかは、たくさんの案件を受注するまでわかりません。
そのためにも、たくさんの企業と商談をすることをおすすめします。

フリー
商談時はできるだけポジティブに自分をアピールすればいいんだね。
先生
企業側の担当者に、一緒に働きたいと思わせるような受け答えを心がけると良いでしょう。
まとめ
  • 複数社のエージェントに登録して、多くの案件から自分に合ったものを選ぶ
  • 事前に企業や担当案件について調べておくことが大切
  • 商談中はできるだけ仕事への熱意を持ってポジティブな発言する