【フリーランスエンジニア】大手企業常駐案件のメリット・デメリット

エンジニアのフリーランス案件は、企業常駐で働くというものが多いです。
中でも大手企業の案件には、憧れを持つ人もいるんではないでしょうか。
ここでは大手企業の常駐案件を受けるメリットとデメリットをご紹介します。

フリー
一度は大手企業のきれいなオフィスでで働いてみたいなー
先生
大手企業の案件は、エンジニアによって好みが分かれてくると思います。以下の記事を読んで大手企業案件を受けるか受けないかの参考にしてください。

フリーランスエンジニアが大手企業常駐で働くメリット

報酬が良い

大手企業常駐で働く一番のメリットは、やはり報酬が高いということではないでしょうか。
エンジニアの業務委託案件は、週5日企業常駐で働いた場合月の報酬が70万円を超えるものも多く、特に大手企業の案件は報酬が高い傾向にあります。月の報酬が70万円でも年収は800万円を超えますので、正社員と比べてもかなり良い収入になります。
フリーランスだと保険や年金等の企業負担がないので、正社員よりも出ていく金額も増えますが、それを考慮しても高い収入といえます。

大規模サービスや有名サービスに携わることができる

大手の企業でないと、大規模開発案件や大規模サービスを保有していません。
エンジニアとして、そういった大手企業のプロジェクトに携わることはスキルアップにもつながりますし、大人数で仕事を動かす経験を積むことができます。
今までユーザーとして利用していたサービスに、開発として携わるといったこともできるかもしれません。

有名サービス イメージ

ステータスになる

社員としてではないですが、業務委託でも大手企業に常駐して働くことは大きなステータスになります。
一流企業で働いている人と一緒に仕事をするのは、エンジニアとしても貴重な経験になるはずです。
また、履歴書や職務経歴書に大手企業での開発経験を記入できますので、次の業務委託案件や転職をする際にも有利になることもあります。

最先端の技術を学べる

会社にもよりますが、
移り変わりの激しいエンジニアのスキルを、働きながら学ぶこともできます。
ただ、企業によっては古い技術をそのまま使っているというところもありますので、注意が必要です。

スキル イメージ

福利厚生が充実している

大手企業だと、福利厚生が充実していることがほとんどです。
業務委託で常駐して働いていても、一部は社員の人と同じような福利厚生をうけることができます。
フリードリンクやセミナーの参加はもちろん、最近だと無料で社員食堂を使える企業も増えています。
こういった福利厚生は金額にすると大きなものになることもあるので、案件を選ぶ際のチェックポイントにしておいても良いでしょう。

大手企業常駐で働くメリットを紹介しましたが、大手企業常駐で働くにはデメリットもあります。

フリー
大手企業で働くデメリットなんてあるのかな?
先生
エンジニアによってキャリアプランや、希望の働き方が違いますので、大手企業常駐で働くのが合わない人もいるでしょう。

フリーランスエンジニアが大手企業常駐で働くデメリット

勤務時間が社員の時と変わらない

フリーランスのエンジニアが企業常駐で働く場合、契約時に例えば月に140時間〜180時間など労働時間の精算幅を決め、その時間内であれば一律の報酬をもらうということが多いです。
ただ、残業は企業によって違いはありますが、基本的には決まった時間に出社して決まった時間に帰るということになります。
せっかくフリーランスとして業務委託案件を受けたのに、企業常駐で働くと正社員と勤務時間はそれほど変わりません。
もっと自由でフレキシブルな働き方がしたいと思って正社員からフリーランスになった人には、企業常駐案件は想像していた働き方と違うものになるかもしれません。

休みが取りづらい

大手企業の場合は勤怠報告がきっちりしていて、遅刻や早退、休暇申請などは部署全体にメールしなければいけないところも多いです。
もちろんきちんと報告をした上で休暇をとることはできますが、月に規定の契約勤務時間を超えていれば好きなときに休めるということではないです。
仕事の状況や周りの人の休暇取得状況を見たうえで、休みを申請するといったやり方が無難でしょう。
また遅刻や休みに関しては、登録したエージェントによってルールが変わってきますのでしっかり確認しておきましょう。

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仕事が細かく分業されている

大手企業の場合、開発規模が大きいので、必然的に仕事は細かく分業されています。
担当する仕事の分野のスキルは上げられますし、大手ならではの仕事の進め方も経験することはできますが、エンジニアとして幅広いスキルを身につけることはあまり期待できないでしょう。

ルールが多く融通がきかない

大手企業だと、どうしてもミスが無くなるような仕事のフローになるため、一見非効率なやり方で仕事を進めたり、とても細かいチェック項目があったりします。
また、セキュリティーもしっかりしているので、例えばフリーソフトを1つダウンロードするにも申請を出して、1週間待って担当部署の人にダウンロードしてもらうといったこともしばしばあります。
また、タスクや工数管理、スケジュール等、非常にたくさん項目を管理表に入力させられることも、ストレスに感じる人もいるかもしれません。

関わる人が多い

これは当たり前のことですが、大手企業内にはたくさんの人がいます。
同じ部署内でもさまざまな業務形態で働いている人がいますし、タスクによって担当者が違うといったことも多くあります。
いろいろな人と関わりたいと思う人は良いですが、タスクごとに各担当のキャラクターを踏まえて仕事をしなければいけないというのは煩わしいと感じる人もいるでしょう。

古いスキルをそのまま利用している

大手の場合は開発規模が大きいので、そう簡単に開発案件をリニューアルすることはできません。
そのため、古いスキルをそのまま長年使い続けているといったことも珍しくありません。
また、PCやソフト、アプリケーションなどもすぐに新しいものを導入するといったことはできませんので、今まで使いやすかった最新のPCやソフトではなく古いものを使わなくてはいけないということもあります。
エンジニアにとって作業しにくい環境というのはストレスですので、案件受注の際は、こういったエンジニアの作業環境もしっかりチェックすることをおすすめします。

エンジニア イメージ

メリットとデメリットを紹介しましたが、大手企業常駐案件はエンジニアによっても好き嫌いは分かれてくるでしょう。
一度も大手企業内で働いたことのないエンジニアは、経験のためにも一度大手企業案件を受注してみても良いと思います。

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