フリーランスエンジニアの年収はどれくらい?

正社員とフリーランス、エンジニアの年収の違い

これからフリーランスになろうとしているエンジニアは、フリーランスになったらどれくらいの報酬がもらえるかが非常に気になると思います。
エンジニアはそのスキルによって報酬が変わってくるので、基本的にはスキルの高い人は高めの報酬を、スキルの低い人は低めの報酬を得られることになります。
そうはいっても、自分がフリーランスになったらどれくらいの報酬をもらえるかの目安を具体的な数字で知りたいと思うので、ここでは正社員のエンジニアの平均年収やプログラミング言語別の平均年収からおおよその見当をつけていきたいと思います。

正社員で働くエンジニアの職種別平均年収

まずは年収ガイド(https://www.nenshuu.net/)をもとに、正社員として働いているシステム・エンジニア、プログラマー、デザイナーの3つの職種の年収をまとめました。
2018年はまだ終わっていないので2017年のデータになります。

2017年エンジニアの平均年収
年収 年齢 勤続年数
システムエンジニア 約551万円 38.0歳 11.3年
プログラマー 約416万円 32.1歳 6.5年
デザイナー 約440万円 36.5歳 8.9年

この表を見ると、正社員の場合、エンジニアの中でもシステムエンジニアが年収が高いのがわかります。
日本において全ての職種の平均年収は420万円程ですので、プログラマーとデザイナーはおおよそ平均程度の年収となっています。

フリー
エンジニアは人手不足と言われている割には年収は思ったよりも高くないね。
先生
スキルがあるのに年収が低いままのエンジニアは、フリーランスになったり、転職したりすることで年数アップが見込めるかもしれません。

年収イメージ

フリーランスエンジニアの平均年収

フリーランスは人によって働き方が様々で、毎日休みなく働く人や週2日だけ働く人など、労働時間や仕事量に大きな差があるので、一概に平均年収を出すことはできません。
ここでは各フリーランスのエージェントごとに、正社員と同様に常駐で週5日働いた(月に140~200時間程度)場合の平均年収をまとめています。

チェックマークレバテックフリーランス 801万円

チェックマークギークスジョブ 842万円

チェックマークエンジニアファクトリー 912万円

チェックマークハイパフォーマーITエンジニア 960万円

となっています。
あくまでこれは平均の年収なので、稼いでいる人は1,000万円を超えてきます。
また、正社員の職種別平均年収でもシステムエンジニアは年収が高かったので、システムの新規設計・構築ができる人はこの平均年収より高くなる可能性は高いでしょう。

正社員の平均年収は前述のとおり、システムエンジニア約551万円、プログラマー約416万円、デザイナー約440万円ですので、同じ程度の時間をフリーランスとして働くと、ざっくりと約2倍弱程度稼げることがわかります。
もちろん正社員の場合は、交通費や保険等を会社が負担してくれているので手取りが2倍になるわけではありませんが、それを差し引いても、平均年収をみるとフリーランスになることでかなりの金額が多くもらえることになるということになります。

フリー
フリーランスのエンジニアの年収はすごい金額になるね!!
先生
フリーランスになることでほとんどのエンジニアは年収が上がります。ただ正社員のときよりも税金等で支出する額も増えるので注意が必要です。

プログラミングイメージ

プログラミング言語別の平均年収

プログラマーの場合はプログラミング言語によっても年収が大きく変わってきます。
フリーランスエンジニアの言語別年収の統計はありませんでしたのが、正社員のプログラミング言語別の年収の統計はありましたのでご紹介します。

求人検索エンジン「スタンバイ」プログラミング言語別年収ランキング2018
順位 言語 年収中央値 求人数
1位 Go 600万円 2202件
2位 Scala 600万円 1489件
3位 Python 575万円 9344件
4位 Kotlin 575万円 961件
5位 TypeScript 575万円 667件
6位 R 574万円 220件
7位 Ruby 550万円 11676件
8位 Swift 550万円 3353件
9位 Perl 525万円 4509件
10位 C 525万円 9347件

Go、Scala、Pythonなど、どんどん新しい言語がでてきている印象がありますが、上位のプログラミング言語は現在需要が高いと言えます。
このランキングは正社員のものですが、プログラミング言語別の需要は正社員とフリーランスでそこまで変わることはないので、フリーランスエンジニアのプログラミング言語別平均年収のランキングの順位も同じような結果になるでしょう。
ただ、この金額は正社員の求人情報の平均年収ランキングですので、フリーランスでの案件となるとこの金額から1.5倍から2倍近くの報酬をもらえる可能性もあります。

フリー
プログラミング言語によって平均年収もけっこう変わるんだね。
先生
新しいプログラミング言語はどんどん出てくるので、新しい言語を覚えて年収を上げていくということも特にフリーランスで働いていく人には重要です。

パイソンイメージ

これまでシステム・エンジニア、プログラマー、デザイナーの職種別やプログラミング言語別で、正社員とフリーランスの平均年収を紹介してきました。
これからフリーランスになろうと考えている人は参考にしてみてください。

フリーランスで働く場合、それぞれの職種でスキルを伸ばしていくというのが年収を上げる一番のポイントですが、スキルが同じならできるだけ働く環境が良かったり、報酬が高いところで働きたいものです。
自分のスキルレベルを知りたいなら、やはりフリーランスのエージェントで案件を紹介してもらうのが一番良い方法だと思います。
社員で働いていて自分はすごいスキルがあると思っていても他の会社ではあまり需要がなかったり、その逆で自分はそんなにスキルがあると思っていなくても、フリーランスになったら年収が2倍以上になったりすることもあります。
まずはフリーランスのエージェントに登録して、自分のスキルを見てもらい、案件を紹介してもらいましょう。エージェントによって持っている案件が違うので、できれば2、3社が好ましいです。
その紹介してもらった案件こそが自分の市場価値の目安になります。

このサイトでもフリーランスエンジニアのエージェントをランキングにしているので、こちらのページからエージェントを探すのも良いかと思います。
フリーランスエンジニアおすすめエージェントランキング

まとめ
  • エンジニアは正社員からフリーランスになることで年収は1.5倍から2倍になる可能性がある
  • プログラミング言語によっても年収は大きく変わってくる
  • これからフリーランスになろうとするエンジニアは、エージェントに案件を紹介してもらうと自分の客観的な市場価値がわかる