エンジニアがフリーランスになって失敗したと思うこと7選

フリーランスのITエンジニアというと、年収を非常に高いというイメージがあるかもしれません。
スキルのある人は、自分の好きな時間に仕事をして年収も1,000万円以上もらうということもできます。
ただ、受注する案件が自分に合っていなかったり、事前の準備が不足していたりすると、フリーランスになって大変な思いをするということもあります。

フリー
最近ITエンジニアはフリーランスになる人が多いけど、良いことばかりでもないのかな。
先生
フリーランスになることでメリットもたくさんありますが、フリーランスになったことで自分のスキルをうまく活かせていない人もいますね。

ここではエンジニアがフリーランスになって失敗したと思うことをご紹介します。

フリーランスエンジニアの失敗例

思うように仕事がとれない

フリーランスになると、正社員のように出社して業務をこなせば給料が入ってくるというわけではありません。
自分で仕事を定期的に受注していかなければ、フリーランスとして食べていくのは難しくなります。
ですのでエンジニアといっても、仕事を受注できるように自分を売りこんだり、営業的な活動を行って人脈を広げていくことも必要となってきます。
特に正社員からフリーランスになる際には、当面の仕事を確保しておくことが重要です。
そういった自分を売り込むことが苦手な人は、仕事が途切れてしまうということになりかねませんので注意が必要です。
また、フリーランス案件を紹介してもらうのにはエージェントを使うのも有効です。
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年収がそれほど上がらない

フリーランスエンジニアの平均年収は、700万円とか800万円とかいうこともよくいわれています。
もちろん、ITエンジニアは現在人手不足が続いている状態ですので、エンジニアの需要も高いのも事実です。
しかし仕事によっては、単価が安かったり、修正が多く手離れが悪い仕事なのであまり稼げなていないエンジニアもいます。
自分のスキルを上げることも年収アップにつながりますが、自分のスキルを最大限に評価してくれるところから仕事を受注することも大切です。

お金 イメージ

仕事の受注先との関係が悪くなった

厚生労働省がだしている「フリーランス白書 2018」によると、フリーランスとして働く人の仕事の獲得経路は人脈(知人の紹介含む)からが圧倒的に多いです。
エ前職のつながりや人脈から仕事をもらうエンジニアも多いですが、納期や報酬、修正の多さで、仕事の受注先との関係が悪くなったという話もよく聞きます。
それが友人からの仕事だった場合、人間関係も悪くなってしまうという最悪なパターンもあります。
人脈からの仕事の受注は、今までの関係性を活かせるのでメリットもありますが、お金も関わることですので、ある程度ビジネスライクな考え方をしたほうがよいでしょう。

新しいスキルが身につかない

エンジニアとして高い年収を稼ぎたいなら、最新の高い技術の取得が必要となってきます。
フリーランスとしてある程度の報酬をもらえるからといって、ルーチンワークを繰り返していたのでは新しいスキルは身につきません。
エンジニアの世界では技術の移り変わりが早いので、古いスキルをそのまま使って仕事をしていたら、数年後には仕事がなくなってしまうということもあり得ます。
常に新しいスキルの取得を心がけ、できれば新しいスキルが身につくような仕事の受注ができるとよいでしょう。

プログラミング イメージ

国民年金と国民健康保険が非常に高くなる

正社員の場合は、国民年金の代わりに厚生年金を会社が半分負担し、国民健康保険も会社が半分負担してくれている場合が多いです。
フリーランスになると、国民年金と国民健康保険は全て自分で支払うことになります。
特に国民健康保険は、前々年の所得(前年度の保険料)をもとに算出され、支払う額が大きく変わります。
フリーランスになると手取りが上がることが多いので、収入が増えた分お金を使ってしまう人もいますが、フリーランスになって2年目、3年目になると国民健康保険の支払額が非常に高額になります。
正社員の時より年間で数十万多くなることも珍しくないので、あらかじめ年間でどれくらいの国民健康保険料を支払わなければいけないのかを確認しておくとよいでしょう。

仕事内容が全然違う

エンジニアがフリーランスとして働く場合、正社員のときとは仕事内容が全く異なる場合があります。
個人で仕事を受ける場合は、プログラミングのスキル以外にもインフラ系の知識が必要になってくる場合も多いです。
ですので一般的には、正社員としてチームで作業していたときよりも広い知識が必要になってきます。
一方で、大企業などに常駐して業務委託として働く場合は、細かく分業がされていたり、その企業独自のルールがあるので、広い知識というよりは、その企業に合わせた仕事を求められます。
いずれにしても、フリーランスになると、今までの仕事の進め方とは全く異なる場合もあるということを理解しておきましょう。

エンジニア イメージ

エンジニアの仕事以外の作業が多い。

知人からの仕事などは口約束で報酬や契約期間などを決めることも多いですが、企業から仕事を受注する際には、トラブルを防ぐためにも契約書を交わすことが一般的です。
フリーランスエンジニアの場合、案件を納品してその成果物によって報酬を得る「請負契約」と、契約した業務を行うことによって報酬を得る「委任契約」があります。
そういった契約内容を含めた書類の作成や報酬の交渉なども、エンジニアが行わなくてはいけません。
エンジニアとしての作業に集中したい人も多いでしょうが、フリーランスになるとこういった書類作成や、仕事受注のための営業的な仕事も増えるでしょう。

契約書 イメージ

エンジニアがフリーランスになって失敗例をご紹介しました。
エンジニアによってフリーランスが合っているか合っていないかはやってみなければわからないというところもありますが、これからフリーランスになりたいと思っているエンジニアは上記のような点を注意してみてはいかがでしょうか。

また、はじめてフリーランスになる場合は、企業常駐で働くのがおすすめです。
週5日での業務委託契約が多いので、正社員の時とそれほど変わらず働くことができるからです。
また、フリーランス案件を紹介してくれるエージェントを使えば、営業的な仕事や、契約書等も含め契約に関することは全て代理で行ってくれます。
そして週5日働けば、スキルにもよりますが月収で60万円、年収で700万円を稼ぐことは難しくありません。
上記のようなフリーランスとしての懸念点もほとんど解消できます。
エンジニアの企業常駐案件はたくさんありますし、案件を紹介してくれるエージェントもたくさんあります。

まずはどんなエンジニアのフリーランス案件はどのようなものがあって、どれくらいの報酬を得ることができるかだけでもチェックしてみてはいかがでしょうか。
フリーランスのエージェントを案件数や案件の質、サポート内容、評判からランキングにしていますので、よかったら参考にしてください。
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